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おうちで満喫 韓国ごはん

夏休みの時季。旅行や帰省でリフレッシュするのも楽しいですが、おうちでのんびり涼やかに、いつもと違う雰囲気の食卓作りをするのも、お休みの楽しみ方のひとつ。例えば、自分の好きな国をテーマにして料理を作ってみると、ちょっぴり旅行気分が味わえます。この夏、ゆとりの空間からは、お隣の国、韓国の食卓作りを提案します。シンプルにお酒とおつまみのシーンを楽しむのも、にぎやかなおもてなしシーンを楽しむのも◎。遊び心をもって、おいしい韓国を満喫しましょう。

簡単ナムルを作りましょう

〇基本の味つけはシンプル!塩とごま油だけ。

塩やごま油といったシンプルで素朴な味付けで、簡単に作れるナムルは、韓国料理に欠かせない料理。いろんな野菜が食卓にならぶだけでうれしい、気軽に作れてたくさんいただける野菜のごちそうです。

〇いろんな野菜でできて常備菜にも。

ナムルは、季節の野菜はもちろん、残り野菜や、牛肉など、同じ味付けで食材を変えればすぐにひと品作れて気軽です。定番のもやしやにんじんはもちろん、夏はズッキーニなどの季節野菜もおすすめです。サラダ感覚で食卓にならべられて、彩りも添えてくれます。

作るときは、野菜の水けをしっかり絞るのがポイント。時間がたっても、味がしっかりと薄くなりにくくなります。保存容器にいれて、冷蔵庫で2~3日持つから、たくさん作って常備菜としても活躍します。 シンプルにそのままいただくのもおいしいですし、何種類か作って、ごはんにのせてビビンバにしたり、牛肉やキムチと合わせてサンチュで巻いて食べるのもおすすめです。

夏こそ!あつあつ韓国料理

〇贅沢なひとり分を満喫するスンドゥブ

ピリッと辛くてあつあつのスンドゥブ。ひとり分を贅沢に鉄鍋で作ってそのまま食卓に出せば、目の前でおいしそうに赤くぐつぐつとする様子と、立ち込めるアサリのだしの香りに、食欲がそそられます。ピリ辛な味が、夏の疲れを吹き飛ばしてくれる料理です。

〇おつまみにも、おやつにもなるトッポギ

韓国の屋台おやつの定番トッポギ。ついついお酒に手がのびそうになります。弾力があり食べ応え十分で、食べると元気が出てくる韓国料理です。もちもちした食感と甘辛い味付けだから、お茶うけや、夏休みの子どもたちのおやつにも。元気を出したいときにいただくのにちょうどよい料理です。

鉄鍋がなくても、深型のフライパンでも簡単に作れます。夏らしく、彩りの美しい器に盛りつけて、すこし上品な雰囲気で食卓に出すのも、料理の印象が変わって楽しいものです。

おつまみ韓国

〇チヂミ×マッコリ

簡単につくれて軽くいただけるチヂミ。韓国では雨の日に、チヂミをマッコリといただくのが定番だそう。集りごはんのメインの前につまんでもらえる前菜替わりにもちょうどよい料理。雨降る夏の夕方は、冷蔵庫にある残りもので、カリカリのチヂミを焼いて、のんびり自宅で晩酌するのもいいですね。

〇ヤンニョムチキン×焼酎

韓国のフライドチキンといえば、甘辛いたれをからめたヤンニョムチキン。サクサクに揚げたチキンと甘辛のたれの組み合わせは、韓国でも人気のおつまみです。ビールに合わせるのもいいですが、夏はすこしさっぱりと韓国焼酎を合わせて、屋台気分で気楽に乾杯を。

しつらえも、自由に韓国風

〇白い器でビビンバ定食

ナムルをたくさんのせたビビンバ定食は、全体を白い器で揃えてまとめると、それだけで韓国の食卓の雰囲気に。料理やキムチの色も鮮やかによく映えて、美しく見えます。 キムチは数種あると同じ味でも食感が変わってうれしいから、小皿を数枚用意して、種類ごとに分けて置くと楽しげに。丸いシンプルな器のなかにも、ちょっと縁にアクセントが入った小皿が入るだけで、リズムがでます。たれやソースはミニカップに入れて遊び心をプラスして。

〇鉄鍋をそのまま食卓に

あつあつのスンドゥブは、鉄鍋のまま食卓にだしましょう。それだけで贅沢な感じがでます。ナムルや海苔など、シンプルなつけあわせの器には、ワンポイントとして唐草模様や、高台の器(ミニコンポート)を使うのもおすすめ。ランチョンマットは日本の食卓の使い方ですが、鮮やかな赤が韓国料理にぴったり、食卓を飾ります。贅沢なスンドゥブ定食のでき上りです。

〇大人数で、夏休みの韓国集りごはん

せっかくの夏休み。気の置けない仲間や友人を誘って、おうちで韓国気分を味わってみてはいかがでしょう。食卓に取り入れやすいのは、カトラリー「スッカラ(スプーン)」「チョッカラ(箸)」や白い器。それだけでも、韓国の雰囲気にちょっと近づけます。マッコリカップなどもあると、ぐっと韓国気分が盛り上がっておすすめです。マッコリカップは、調理の時の食材一時置きにも使えて便利ですよ。 サムギョプサルは、食卓を囲みながらみんなの前で切り分けて、楽しくにぎやかに湧くその場の雰囲気を楽しんで。葉ものやナムルなど、野菜もたっぷり用意して、お腹いっぱいの韓国をみんなで満喫しましょう。

食の周辺文化を知ろう!

〇食卓マナー

スプーンを使う
韓国の食卓では、スッカラ(スプーン)とチョッカラ(箸)がセットで並びます。ごはんと汁ものはスッカラでいただきます。日本とは異なり、器は持ち上げないのが食卓のルール。
少し残してごちそうさま
韓国では、少し残して食事を終えるのがマナー。たくさんのおかずが登場するのが普通の韓国。それらは全部食べる必要は無く、少し残す=十分に足りた、という意味を表すのだそう。
丁寧にお酒を注ぐ
お酒の席では、年長者の方にまずお酒を注ぎます。右手にお酒を持ち、左手は瓶に添えて丁寧に。逆に、注いでもらう場合は、グラスを両手で持つのがマナーです。

〇食卓で使う韓国語

今年は、食卓にひとつ、エスニックを取り入れて、季節の料理を楽しんで、元気に過ごしましょう。