栗原はるみの
フライパンチャーシュー
フライパンひとつで簡単にできる、手作りチャーシュー。その手軽さから何度も作りたくなる、栗原はるみの人気レシピのひとつです。小さなフライパンにかたまり肉を入れて、肉の表面をよく焼き付けたら蓋をして中まで火を通し、調味料をからめればでき上がり。薄く厚く、好みに切り分けてメインの肉料理に、チャーハンやラーメンの具にしたりと、ふだんのおかずからおもてなしまで、いろいろな食べ方を楽しめます。
©ゆとりの空間
私はフライパンひとつで簡単にできるこのチャーシューをよく作ります。厚く切っておかずにしたり、薄く切ってラーメンにのせたり、せん切りにしてサラダに混ぜたり、刻んでチャーハンに入れたり。手作りチャーシューがあればいろいろ使えて料理が楽しくなります。
皆さんもぜひ作ってみてください。
栗原はるみ
材料(作りやすい分量)
- 豚肩ロース肉(かたまり)
- 300g
- 塩
- 小さじ1/2
- にんにく・しょうが
- 各1片
- サラダ油
- 少々
- しょうゆ・砂糖
- 各大さじ1
- オイスターソース
- 大さじ1/2
- 紹興酒
- 小さじ1
- 八角
- 1/2個
- シナモンスティック
- 1/2本
- 練りがらし
- 適宜
フライパンチャーシューの道具
- 深型フライパン
- フライパンカバー
- トング
- 豚肉は冷蔵庫から出して室温に戻しておく。
冷蔵庫から出したばかりの冷たい肉は、中まで火が通りにくいので、焼く前に常温に戻しておくことがおいしく焼くコツ。
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豚肉は塩を全体にもみ込んで(a)10分おき、出てきた水気をよく拭く(b)。
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Aを混ぜ、八角とシナモンスティックを加える。
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にんにくとしょうがは皮を除いて叩きつぶす。
包丁の腹やボウルの底などで潰す。
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深型の小さなフライパンにサラダ油を熱し、にんにく、しょうがと豚肉を入れる(c)。
上手に仕上げるには、フッ素樹脂加工の深型で小さめのフライパンを使うこともポイントです。肉が焦げつきにくく、また深さがあることで少ない調味料でも肉に行きわたり、味がからみやすくなります。
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中火で約5分、肉全面に焼き色がついたら(d)、弱火にして蓋をし、8~10分焼く(f)。途中2~3回、肉の面を返しながら焼き(g)、八分通り火を通す。
肉に厚みがあるので、ときどきトングでフライパンに押し付けながら焼き、側面にもしっかり焼き色を付ける(e)。様子を見ながら、火加減は調整する。
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豚肉、にんにくとしょうがを取り出して(h)キッチンペーパーでフライパンの脂を拭き、②のたれを入れて火にかける(i)。
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煮立ったら豚肉を戻し入れてときどき返しながら3~5分、全体にたれをかけながら煮て、火を止める(j・k)。
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粗熱が取れたら食べやすく切って(l)器に盛り、たれをかけ、好みで練りがらしを添える(m)。
チャーシューと長ねぎと卵だけで作れるシンプルなチャーハン。手作りチャーシューがあるだけで、いつものチャーハンの味にコクが出て一段とおいしくなります。
手作りチャーシューは、メインの肉料理としてはもちろん、サイコロに刻んでチャーハンに入れたり、薄く切ってラーメンに添えたりと、いろいろな料理に応用できます。
アレンジレシピ
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チャーハン
チャーシューと長ねぎと卵だけ。チャーシューのうまみが際立つシンプルなチャーハンです。
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チキンスープのラーメン
丁寧にとったチキンスープで作るラーメン。卵とチャーシューがあれば、自宅でラーメン屋のおいしさを体感できます。
\ 贈りものに /
チャーシュー作りに活躍する、フッ素樹脂加工の小さな深型フライパンとトングを手作りミニバッグに入れて贈ります。ぜひおうちで作ってみてね、とレシピを添えて。