白ごはんと一緒に食べたり、イワシの梅煮や梅ドレッシングなど料理の味つけに使ったり。いろいろな料理に使える「梅干し」を、今年は自分で作ってみませんか。
完熟梅の香りが広がるキッチンで、ひと粒ひと粒丁寧に洗って、拭いて、へたを取り、塩に氷砂糖を加えて漬け込みます。今年も上手く漬かりますように、と待っている時間も楽しみです。梅雨が明ければ土用干し。丁寧に扱わないとでき上がりに差が出るのも梅仕事ならでは。じっくりと時間をかけて、季節の手仕事を楽しみましょう。
完熟梅の香りが広がるキッチンで、ひと粒ひと粒丁寧に洗って、拭いて、へたを取り、塩に氷砂糖を加えて漬け込みます。今年も上手く漬かりますように、と待っている時間も楽しみです。梅雨が明ければ土用干し。丁寧に扱わないとでき上がりに差が出るのも梅仕事ならでは。じっくりと時間をかけて、季節の手仕事を楽しみましょう。
材料 (作りやすい分量)
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梅(黄色く熟したもの)…3kg
塩…390g(梅の13%)
氷砂糖…300g(梅の10%)
焼酎(35度以上のもの)…3/4カップ
準備するもの
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・容器(ホーローか陶器製、梅の容量の2倍くらいのもの)
・重石(梅と同じかそれ以上のもの)
・竹串(または楊枝)
・盆ざる ・保存ビン
・ふきん ・紙とひも
【準備】道具はよく洗ったあとに熱湯をかけて消毒し、乾かす。容器はさらに焼酎を注いで全体に行き渡らせ、消毒をする。
❶ 梅は流水で洗ってざるに上げ、水気をきる。ひとつずつ梅に傷つけないようにして、竹串または楊枝でへた(なり口)をとり除き、清潔なふきんで十分に水気を拭く。なり口部分も拭く(深く傷が入っている梅はこの時点で取り除く)。
❷ 梅に焼酎をまぶして消毒をしておく。
❸ 塩全量と氷砂糖の1/3量を混ぜ合わせる。
❹ 容器の底に③をひとつかみ敷いて②の梅、さらに③、その上に②の梅というふうに交互に数回重ねて入れていき、最後に梅の表面に③をまぶす。
❺ 落とし蓋をして、重石をのせる。
❻ ごみや虫などを避け、光を通さないように紙などで覆いかぶせ蓋をし、口をひもで縛る。このまま日が当たらなくて温度変化の少ないところに保存する。
❼ 2~3日で漬け汁が上がってくる(これが梅酢)。ここで残りの氷砂糖の半量を入れて重石をする。さらに2~3日後、残りの氷砂糖を入れて重石をしてそのまま置く。
漬け汁が梅にかぶるくらいに上がったら、重石を半分に減らし、再び紙蓋をし、日が当たらなくて温度変化の少ないところで、7月下旬~8月上旬まで保存する。
❼ 2~3日で漬け汁が上がってくる(これが梅酢)。ここで残りの氷砂糖の半量を入れて重石をする。さらに2~3日後、残りの氷砂糖を入れて重石をしてそのまま置く。
漬け汁が梅にかぶるくらいに上がったら、重石を半分に減らし、再び紙蓋をし、日が当たらなくて温度変化の少ないところで、7月下旬~8月上旬まで保存する。
❽ 約1か月後(土用の頃)、晴天が続く日を選んで梅をざるに並べる(梅が重ならないように注意)。日当たりと風通しのよいところに3日ほど干す(途中、梅の上下を返す)。
1日目、2日目は朝出して、夜には家の中へ置き、3日目は朝出して翌朝まで置いて夜露に当てる。
❾ 干し上がった梅は、消毒した保存ビンに入れて冷暗所に保存する。ひと冬越して翌年にはおいしさが増す。
1日目、2日目は朝出して、夜には家の中へ置き、3日目は朝出して翌朝まで置いて夜露に当てる。
❾ 干し上がった梅は、消毒した保存ビンに入れて冷暗所に保存する。ひと冬越して翌年にはおいしさが増す。
※梅を取り出したあとの梅酢は消毒したビンに入れて蓋をし、一日中、日に当ててから冷暗所に保存する。
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