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季節のごちそう定食 ~春編~

まだ寒い日が続きますが、少しずつ春の訪れを感じるこの頃。
季節の移ろいとともに、食卓にも旬の食材を取り入れる楽しみが増えてきます。

一汁三菜の定食は、主菜・副菜・汁物がそろい、バランスよく栄養をとれるのが魅力。
食べ応えがあり、食事がより豊かになることで、心も体も元気に。満足感も高まります。
季節の恵みをふんだんに使った定食で、春の味わいを自由に、とびきりおいしくいただきましょう。

~主菜~
春野菜で定番料理がごちそうに

定番の主菜も、つけあわせを旬の野菜にするだけなら気軽で、そのうえ格別においしくなります。 もちろん、それそのものを主役に、春の味覚を主菜でたっぷり味わうのも贅沢でいいですね。

〇豚のしょうが焼き

香ばしい香りとこんがりとした焼き色が食欲をそそる、家庭料理の定番、豚のしょうが焼き。一年を通して食卓に並ぶことの多い、人気の主菜です。そんなしょうが焼きには、春キャベツの千切りを添えて楽しみましょう。千切りにしたキャベツは氷水にさらし、水気をしっかり切るのがポイント。旬ならではの瑞々しさが、しょうが焼きの美味しさをいっそう引き立てます。

〇ロールキャベツ

キャベツをもりもりと食べたい春。春キャベツの葉はふんわりとやわらかく、肉ダネを包みやすいから、ロールキャベツにおすすめです。煮込むと甘さを増して、くたっとやわらかくやさしい食感に。肉ダネからあふれだす肉汁と、まろやかな酸味のトマトソースも合わさって、口の中いっぱいに、おいしさが広がります。

〇新玉ねぎと白身魚の煮つけ

甘みのある新玉ねぎをたっぷり使った白身魚の煮つけ。主役は白身魚ですが、ポイントは新玉ねぎを異なる2つの調理法で楽しめること。一緒に煮込んだ新玉ねぎは、うま味たっぷりの煮汁となり、白身魚にたっぷりとしみ込みます。さらに、残った新玉ねぎを素揚げしてトッピングすることで、香ばしさと食感のアクセントが加わります。新玉ねぎを余すことなく使ったごちそうです。

~副菜~
味わいつくす旬の味覚

主菜に使った食材は、副菜でも使って、余すことなく、季節の恵みを味わいつくしましょう。

〇やさしい食感と甘みを味わうサラダ

辛みの少ない新玉ねぎやみずみずしい春キャベツは、シンプルなサラダにするだけで、素材本来の甘さが引き立ち、シャキシャキとしたにぎやかな食感とともに、口の中に豊かな味わいが広がります。

〇ほろ苦さも季節の醍醐味

菜の花やふきは、春を代表する旬の食材。この季節ならではの味わいを楽しむためにも、食卓に取り入れたい野菜です。副菜のひと品に加えるだけで、ほのかな苦みがアクセントとなり、春の趣を感じさせてくれます。

~汁もの~
春ならではのあたたかさを味わう

春先、まだ寒さも残るこの時季は、あたたかい汁ものにほっとします。 季節ならではの食材で、春のあたたかさを味わいましょう。

〇和洋にとらわれない汁もの

汁物も、旬の味わいをたっぷり楽しみたいもの。新じゃが、新玉ねぎ、新キャベツをふんだんに使ったみそ汁で、具だくさんで食べ応えのある一杯に。定番の筍のすまし汁は、上品な香りと歯ごたえが楽しめます。新じゃがをなめらかに仕上げたポタージュは、優しい甘みを味わえておすすめです。和風、洋風にこだわらず、旬の食材を自由に組み合わせて、春ならではの一杯を楽しみましょう。

春に芽吹く木の芽。いつものみそ汁や、すまし汁にのせるだけで、さわやかな香りとともに、食卓に春を運んできてくれます。

~主食~
春は炊き込みごはんで

香りも食感も、春を満喫できる食材といえばたけのこ。ふっくらごはんとともに、口の中で広がる風味、食べ応えのあるごちそうごはんを味わって。

グリーンピースをぜいたくに使ったごはん。ちりばめられた鮮やかな緑は季節の色。丸く、ハリがあるグリーンピースはほくほくで、その甘みは春ならでは。贅沢に季節を味わえるごはんです。

定食のしつらえ

ひとり分にまとめられる一汁三菜の定食のしつらえ。お膳のなかは、器と器、器と料理の組み合わせは、何通りも存在します。自由にいろいろな組み合わせを試して、自分や家族の好みを見つけながら、定食をもっとたのしく、おいしくいただきましょう。

〇やわらかな色でまとめる春のしつらえ

オフホワイトの柔らかな木瓜型をメイン皿に。ふんわり千切りキャベツの明るいグリーンと、じゃがいものサラダがやさしい彩りを添えます。引き締め役の黒い小鉢には、春ニンジンのオレンジが映えるピクルスを。茶色くなりがちなフキと油揚げの煮物も、鮮やかなイエローの器に盛れば、やわらかな印象に。落ち着いた色味の中に小鉢や食材のアクセントを加えるだけで、春らしいやさしい定食の完成です。

〇主役の主菜を引き立てるしつらえ

深みのあるブルーが印象的な木瓜皿には、鮮やかなトマト風味のロールキャベツを。目を引くこのひと皿に合わせるのは、木の温もりを感じるカップにそっと注いだ、やさしい色合いのポタージュ。トレーの代わりにリネンのランチョンマットを敷き、軽やかにまとめた春の定食スタイル。華やかな主菜に、軽やかな質感や色合いの器を組み合わせて、全体のバランスを整えるのもおすすめです。

同じロールキャベツでも、色違いの器にのせるだけで印象がガラりと変わります。同じ形の器で、色違いでしつらえを変えるのも、食卓作りの楽しみ方ですね。

〇形でリズムを楽しむしつらえ

食卓に並ぶ器は、丸い形が多くなりがちです。そんな時は、主菜の器を長角皿やオーバル皿に変えてみましょう。しつらえにリズムが生まれ、ぐっと新鮮な印象になります。器の形に少し変化を加えるだけで、盛りつけの楽しさも広がります。シンプルな料理でも、器が異なると、違う表情を見せてくれるのが面白いところ。難しく考えずに、いろんな形を楽しんで盛りつけてみましょう。

〇小鉢たくさん、ちょっとずつが楽しい

いろいろな味を少しずつ楽しみたいときは、小鉢をふんだんに使ったおばんざい定食がおすすめ。冷蔵庫の常備菜や残りものも、器を変えて盛りつければ、立派な一品に。小さな器が並ぶしつらえは見た目にも楽しく、わくわくします。ちょっとずつたくさん食べられる満足感もうれしいもの。気軽に作れて、贅沢気分も味わえる、おばんざい定食を楽しんで。

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