自由なスタイルを楽しみましょう
日本の食卓になじみ深い「定食」。一汁三菜を一品ずつ盛りつけるスタイルだから、器選びにもこだわりたいもの。使う器にちょっと気を配るだけで、それぞれの料理がよりいっそうおいしく感じられます。自分ならではの定食作りを楽しんで、日々の食卓をもっと豊かに彩りませんか。

定食は、主菜1つと副菜2つ、ご飯、汁物というのが基本の献立です。ひとり分として分かれているからこそ、自分のお気に入りはもちろん、家族が好きな色や形にこだわって器を選んでみるのもいいですね。今日はどんな器に盛りつけようかと、じっくり考える時間も、器選びの楽しさです。

主菜を盛りつける器には、いろいろな形を取り入れてみましょう。形がひとつ違うだけで、定食に動きが出て、雰囲気もガラッと変わります。春には、花や葉っぱの形をした器を使って、季節感のある定食にまとめてみるのも◎盛りつける料理にとらわれず、自由に器選びを楽しんで。
◎花・葉っぱの器
◎丸い器
◎四角・楕円の器

副菜の器は、シンプルなデザインはもちろん、ふだん使わないような色や柄、個性的な形に挑戦してみるのもおすすめです。ちょっとしたアクセントになって、定食がより華やかな印象になりますよ。いくつあっても困らないので、ついつい集めたくなってしまいそう。

手で持ち、唯一口に触れる汁椀は、素材や質感にこだわりたいものです。ひと口に汁椀と言っても、木製ならではのあたたかみを感じる素材から、漆塗りの質感を楽しめるものまで、その種類はさまざま。自分にしっくりと馴染む、とっておきのひとつを選びませんか。
◎天然木の器
◎艶消し漆の器
◎艶あり漆の器

柄の種類が豊富にある、ゆとりの空間の飯碗。毎日使うものだから、せっかくならお気に入りのデザインを揃えたいですよね。季節を感じる花柄や、伝統的な十草模様など、種類があると選ぶ楽しみも広がります。彩り豊かな飯碗とともに、毎日のごはんをおいしくいただきましょう。