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煮ものがおいしい 秋の晩ごはん

少しずつ日が短くなり、秋の訪れを感じる季節となりました。秋は新米が出回り、旬の食材も豊富で、和食がひときわおいしく感じられる時期です。特に、じっくりと煮込んだ煮ものは、秋の食卓に欠かせないひと品。みずみずしい新米と共に、おいしい煮ものを囲んで、季節の恵みを存分に楽しむ贅沢な晩ごはんのひとときを過ごしましょう。

秋の主菜は、
大きな鍋でおいしい煮もの作り

秋は旬の食材が豊富で、一年の中でも特に、和食をおいしくいただける季節です。そんな季節のメインのおかずには、煮ものがぴったり。ポイントは、「やりすぎない」こと。ちょっとていねいに気にかけるだけで、煮ものを抜群においしくいただけます。

〇肉がたっぷり、贅沢な「肉じゃが」

煮ものの王道といえば「肉じゃが」。秋はじゃがいもがおいしくいただけるとき。ほくほくのじゃがいもと、大ぶりに切った玉ねぎ。そして、いつもより少し上質な牛肉を使って、満足感のあるごちそう肉じゃがをメインのおかずに。

○「肉じゃが」のレシピはこちらから→

玉ねぎは、食感を楽しむ切り方で
玉ねぎは、食感を生かすために芯をつけたまま6等分のくし切りに。歯ごたえのある食感が味わえます。切り方ひとつで、肉じゃがの味も変わります。

肉は最後にかぶせて、やわらかく
肉を最後に大きいまま切らずに、かぶせるようにそっと入れると、やわらかく仕上がります。火を通し過ぎないように気をつけましょう。

〇旬の味わいを楽しむ「サバのみそ煮」

脂がのってうま味が増す、秋が旬のサバを使ったぜいたくな煮もの。秋にかけて豊かに育ったさばは、みそとの相性も抜群。煮込むことでうま味が一層引き立ち、秋ならではの深い味わいが感じられる魚の煮ものです。

○「サバのみそ煮」のレシピはこちらから→

身を小さく切ると、火が通りやすい
煮ものは、食材を煮すぎないことがポイント。サバは切り身を小さくしておくと、火が通りやすくなり、煮すぎません。

味が濃くなりすぎたら、煮切り酒が活躍
味が濃くなり過ぎたときの頼もしい助っ人はお酒。アルコールを飛ばした煮切り酒を使いましょう。お酒は、うまみとコクがあり、臭みもとってくれます。風味が増して、身もふっくら。いいところがいっぱいです。

副菜・汁ものも
ひと手間でごちそうに

ごまの旬は秋。すり鉢とすりこぎを使って、いつもの副菜、汁ものもごちそうに。ゴロゴロと響く、ごますりの音と、手に感じる感触、立ち込める香りをめいっぱい感じながら、ちょっとひと手間。シンプルな料理だからこそ、調理工程もていねいに楽しみましょう。

〇ごま和え

野菜は少し固めに茹でて、冷水でさっと冷やすと食感が楽しめます。 ごま衣がまんべんなくなじむように、手でさっくりとかきまぜて。 白ごまを黒ごまに変えたり、半ずりやペースト状など、いろいろ試すのも楽しい料理。季節や気分で、好みの野菜を和えていただきましょう。

○「ブロッコリーのごまあえ」のレシピはこちらから→
○「ほうれん草のごまあえ」のレシピはこちらから→

〇ごま汁

豆腐だけのみそ汁も、すりたてのごまを入れると、こくが出てごちそうに。 よくすってから入れると、だまになりにくく、なめらかに溶けていきます。香りも味も格段に変わって、びっくりするほどおいしくなります。

○「豆腐のごまみそ汁」のレシピはこちらから→

土鍋でふっくら!
もっとおいしい新米ごはん

秋といえば新米の季節。瑞々しい新米を、せっかくならもっとおいしくいただきたい!そんなときは、ぜひ鍋で炊飯をしてみましょう。

土鍋はハードルが高いと思われがちですが、実は炊飯器よりも早く炊けておいしいのが魅力。鍋で炊いたごはんは、じっくりと温度が上がり、ふっくら炊き上がります。つやつやの、もっちり秋の新米ごはんを存分に味わいましょう。

食卓は煮もので
こっくり秋仕様

シンプルな和食もぐっとおいしそうに。季節をより感じられる、煮ものが主役の秋の食卓作りをご紹介します。

〇定食でまとめる秋の食卓

肉じゃがは、存在感のある唐草模様の器に盛り付け、華やかな食卓に。縁に描かれた繊細なブルーの絵付けが料理を引き立て、深さのあるデザインは汁気の多い料理にも最適です。細やかな柄は料理に調和しながらも、さりげないアクセントとなります。 涼しい日が増えるこれからの季節には、みそ汁をぬくもりある欅(けやき)の汁椀でいただきましょう。木製の器は食卓に柔らかさを加え、マスタードのランチョンマットを合わせれば、秋らしい定食スタイルが完成します。

大ぶりな花が印象的な器には、引き算をして、料理をコンパクトに盛りつけてみましょう。絵柄を引き立たせながら、シンプルな料理も器の華やかさと相まって一層美味しそうに映えます。副菜は小さな高台の器に盛りつけて、食卓の変化を楽しみましょう。丸い器が多くなりがちな中で、器に高さが出るだけで、食卓にリズムが生まれます。また、色鮮やかな器もコンパクトなサイズなら取り入れやすく、食卓がより楽しくなります。木製トレーでまとめれば、シンプルで洗練された秋の定食スタイルの完成です。

〇テーブルを広く使った秋の食卓

食卓では、落ち着いた色のクロスを使うと、季節感がぐっと増します。黒い器は一見、難しそうに思えますが、レンコンのような白い食材はよく映えて、料理をよりおいしそうに見せてくれます。濃い色の器も、思い切って料理を盛りつけてみましょう。 つやのある質感の漆の汁椀は、落ち着いたクロスのうえでも、上品な華やかさを足してくれます。 また、すり鉢を器として使うなど、用途にこだわらず気軽に取り入れるだけで、食卓が一層にぎやかに。炊きたての新米は、土鍋のまま食卓に出しましょう。みずみずしく炊き上がったごはんをその場でよそうだけで、新米の季節を存分に感じることができ、楽しいひとときが生まれます。

ごはんがもっとおいしく炊ける、こだわりの「ごはん鍋」

味わい深い陶器のうつわや、漆塗りの汁椀など、料理が引き立つこだわりのアイテムを揃えました。