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春はおべんとうを持って出かけましょう

まだ寒い日が続きますが、少しずつ、春の足音が近づいてきているこの頃。もう少し暖かくなってきたら、お花見やレジャーなど、お出かけを満喫する機会が増えてきます。 足取り軽やかに心弾む時季、おべんとうを作って、いつもの食卓を外に移して、屋外での楽しい食事のひと時を過ごしましょう。

下準備はできるときにはじめましょう

おべんとうは、当日全てを作るのではなく、下準備をしておくと、当日の支度が少し楽になって、盛りつけなど他のことに気が配れます。人数が多いピクニックのようなレジャーシーンでは、作る量も増えるから、時間のあるときに下準備をしましょう。野菜のカットをしておくだけでも、当日が気楽で調理の段取りもスムーズになりますよ。

事前の作り置きで完成まで仕上げられる鶏ハムは、当日は、好きな大きさに切って詰めるだけ。サンドウィッチの具や、サラダの添え物はもちろん、メインのおかずとしてもおべんとうにぴったり。満足感がでてうれしい揚げものは、パン粉までつけて、保存容器に入れて冷凍しておけば、あとは解凍して揚げるだけ。前日までに下ごしらえをしておけば、当日朝の行程がカットできて気楽です。

いつもの食べなれたおかず作りましょう

おべんとうだからといって、特別な料理を作ることはありません。日々の料理の延長線上で、いつもの食べなれた味付けのおかずを作りましょう。

〇心強い常備菜の甘酢漬けは箸休めに

程よい酸味のある甘酢漬けのような料理があると、味にメリハリが出て、箸休めにもなり、おべんとうがよりおいしく感じられます。甘酢漬けは長持ちする、心強い常備菜。残り野菜をミックスして作り置きしておけば、いつでも食べられます。保存瓶のまま食卓にも出せるし、小さい保存瓶なら、外にそのまま持っていくのも◎

〇冷めてもおいしいおかずを入れましょう

フライドチキンなど、事前にしっかりと漬けこんで味がしみた揚げものや、おかずだけでなくサンドウィッチの具材にしてもおいしく気軽にできる自家製の鶏ハムなど、冷めてもおいしくいただけるおかずを意識して入れましょう。

〇サラダも工夫すればおいしいまま持ち運べます

保冷バッグ付の保存容器にいれれば、生野菜も持ち運べます。すべて同じ容器に入れようとせず、葉物とそれ以外で分けて準備して、現地でぱっと手早く仕上げるのもおすすめです。野菜がたっぷりあると、彩りもよく、食卓が華やかになります。

〇ほっとできる温かいものを忘れずに

温かい汁物やスープが一品あると、ほっと安心できます。保温ポットに好みの具材で作ったあつあつのみそ汁を入れて持っていきましょう。コップや器に注いでから、トッピングを足して仕上げれば、その場ででき立てのようなおいしさを感じられます。

丁寧に作ったら、おいしそうに詰める

おかずができ上ったら、いよいよおべんとう箱に詰めていきます。1つひとつ丁寧に、ふたを開けたときに、みんながよろこぶ顔を想像しながら、おいしそうに詰めていきましょう。 入れものは素材や形、サイズのバリエーションがあると、並べたときに動きが出て、にぎやかで楽しくなります。

食卓の盛り付けと同じように、おべんとうも、彩りや、おかずの形のバランスを見ながら、楽しく盛りつけていきます。ランチボックスに詰めたり、竹製の入れものを使ってみたり、ふだん使っている保存容器を使って、そのまま盛りつけて持っていくのも手軽です。野菜やフルーツの彩り、お気に入りのペーパーナプキンなどをアクセントに、盛りつけを楽しんで。

空の下ならではの食卓作りを

心地よい空の下、開放感ある屋外の食卓作りをスタート!クロスを一枚持っていって、テーブルに敷く。そんな、ちょっとしたことに心が弾みます。持ってきたおべんとうを、みんなで丁寧にならべて、のびのびとしたごちそうの食卓を作っていきましょう。

食材を切ったり、ちょっとした作業はその場でもできます。カッティングボードでミニトマトとチーズを切ったらカプレーゼのできあがり。車移動で持ち運びに余裕があれば、カトラリーはいつも使っているものを持ち込むのもおすすめ。リネンのクロスを敷いてバスケットに入れておけば、それだけでワクワク気分が盛り上がります。

春の彩り豊かなおべんとうが並んで、にぎやかなごちそうの食卓ができたら、さぁ、乾杯の時間です。

料理とお酒がすすむ心地よい時間

開放感あふれる空の下でいただくお酒は格別。リラックスした雰囲気と時間の流れを満喫しましょう。常温でもおいしくいただけるお酒を準備して、おべんとうに舌鼓を打ちながら、幸せなひとときを味わって。心地よい屋外の新鮮な雰囲気に、いつもより、のんびり気楽におしゃべりが弾む、仲良く楽しい時間を謳歌しましょう。

おみやげで余韻を持ち帰り

楽しい春の1日もあっという間、ごちそうさまとともに料理が余ったら、おみやげにしましょう。その日の余韻を持ち帰れるのは、うれしいものです。ボックスがなければ、ラップやペーパーナプキンを使ってさっとくるんでお持ち帰り用に。とっておきの一日を。

お気に入りの道具を揃えて、毎日のお弁当作りをもっと快適に楽しみましょう。