大きく熟したフレッシュなトマトだけで作る、栗原はるみ自慢のトマトソースは、トマトのうまみと香りがギュッと詰まった、素朴でみずみずしい味わいです。ほかになにも入れないからこそ使い道はいろいろ。ビンに詰めて保存すれば、一年中いつでも楽しめる、とびきりおいしいトマトソースを大鍋いっぱいに作りましょう。
©【竹内章雄】扶桑社 haru_mi 2018年夏号
材料
(約5カップ分)
トマト…3kg
(桃太郎・イタリアントマトなど)
トマトソースの道具
- 包丁
- 大きな鍋
- 保存用のビン
- まな板
- おたま
- トマトは洗って水気をよくきり、へたを取って6~8等分に切る。(a・b)
- 鍋に入れて火にかけ、混ぜながらトマト全体が温まったら蓋をして約10分、ときどき混ぜながら蒸し煮にする。
- トマトの水分が出てきたら蓋をはずし、弱めの中火で、途中アクを取りながら混ぜて水分を飛ばす(c)。約1時間~1時間30分煮詰める(d)。
- 大きな鍋にビンがかぶるまで水を入れて火にかけ、沸騰したら約5分煮沸消毒する(蓋も同時に煮沸し、ゴムパッキンなどがついているものは時間を短くする)。
- トングなどでビンを取り出し、清潔なふきんやペーパータオルの上に逆さにして置き、自然乾燥させる(e)。ビンが冷めないうちに熱い③のトマトソースを入れる(f)。ビンの90%くらい詰めて軽く蓋を閉める。
-
⑤のビンを大きな鍋に入れ、ビンの上部が5cmくらいが出るところまで水を注いで火にかけ、温まったら約30分加熱してビンの中の空気を脱気する(g)。空気が出きったら火を止めてビンを取り出し、しっかり蓋を閉める。
そのまま冷まし、常温で保存する。
※保存用ポリ袋に入れて冷凍保存してもよい。
©【竹内章雄】扶桑社 haru_mi 2018年夏号
ポークソテーのトマトソース
厚切りのポークソテーにトマトソースをたっぷりかけて、バジルを山盛りに。強い香りのバジルとトマトソースを混ぜながらいただきます。
©【竹内章雄】扶桑社 haru_mi 2018年夏号
スパゲッティボンゴレ
アサリのだしとトマトソースのうまみが重なり合ったパスタに。ゆでたてのパスタを加えてスープをよく吸わせるようにからめるのがコツ。
©【竹内章雄】扶桑社 haru_mi 2018年夏号
4種のピザトースト
トマトソースのおいしさを味わってほしいから、あえてチーズはのせません。たっぷりソースに、ベーコンやピーマンなど好きな具をのせて、気楽にどうぞ。
パスタはもちろん、ソテーした肉や魚にこのトマトソースをたっぷりかけるだけでごちそうに。ほかにも、シンプルに冷ややっこにかけて白ワインと一緒に楽しんだり、カニクリームコロッケや夏野菜のフリット、カツレツなどに添えれば、油っこいフライなどもさっぱりといただけます。このおいしいトマトソースで、今日のごはんはなにを作ろうかな!と楽しんで。